(※このページは2019年4月1日に更新されました)
みなさんは筋トレをしていますか?
「筋トレをすると身体が重くなって走れなくなる」
「筋トレをすると身体が硬くなって走れなくなる」
という意見を聞くことがあります。
しかし、本当にそうなんでしょうか?
私は陸上短距離選手に筋トレは必要だと考えています。
ここでは陸上短距離選手に筋トレが必要な理由を紹介していきます。
本記事では下記の内容を解説します。
私は100、200mを専門とした実業団選手で自己ベストは100m10秒41 200m20秒87です。
また、週に最低2回は筋トレをしています。
陸上短距離選手に筋トレが必要な理由
陸上 短距離選手に筋トレが必要な理由は最大筋力を向上させるためです。
スプリントは全身運動なので全身の最大筋力を向上させる必要があります。
最大筋力が向上するとなぜスプリント能力が上がるかというとストライドとピッチが上がるからです。
スプリント能力(最大スピード)を決めるのはストライド×ピッチです。
短距離選手はストライド×ピッチが上がる(スプリント能力が上がる)なら、筋トレをやったほうがいいですよね。
補強ではダメなのかという意見があると思いますが、ダメな理由についてはこちらをご覧ください。
陸上100m10秒台を出すためにやったことを紹介 - ベークラの挑戦
陸上短距離選手が筋トレをすると身体が重くなる?
よく短距離選手が筋トレをすると身体が重くなるのでしないという意見を聞きます。
これについては「確かに重くなる感覚はあるが、それは疲労が原因のことが多い」と考えています。
筋トレをすると「筋力や神経系の向上」というメリットと「疲労の蓄積」というデメリットがあります。
筋トレのメリットとデメリットのバランスが崩れると疲労ばかりが溜まります。
その結果、体が重くなり、走練習に悪影響が出て、筋トレは身体を重くするということになるのだと思います。
なので、短距離選手が筋トレをする時は筋トレの種目、強度、量、タイミングをその都度考えながら行うことが必要です。
筋トレは短い期間で考えれば、疲労の蓄積というデメリットが目立ってしまいますが、長い期間で考えれば筋力や神経系が発達するというメリットが記録に繋がります。
大事な大会前には量を減らしたり、筋トレを中止することで疲労を抜き、体のキレを上げるという方法も取れます。
そのほかに筋肉が大きすぎて身体が重い、走りづらいということも考えられますが、一箇所ばかり鍛えすぎるというバランスの悪いトレーニングをしている可能性が原因かと思います。
疲労とトレーニングの関係〜疲労をコントロールする考え方〜 - ベークラの挑戦
陸上短距離選手の筋トレは時期を考えよう
筋トレも時期によってトレーニングの目的を変えましょう。
具体的には
・冬季シーズン(オフシーズン) 筋肥大
・プレシーズン(シーズン直前) 筋肥大・最大筋力向上
・シーズン中(インシーズン) 最大筋力
が目的となります。
シーズン関係なく1年中同じ重量や回数というのは避け、目的にあったメニューを作りましょう。
詳しいメニューの作り方はこちら
効果的に筋トレを進める7つのコツ『トレーニングデザイン方法』 - ベークラの挑戦
陸上短距離選手が筋トレをする時の注意すること
これは陸上競技に限らずにスポーツ選手全体に言えることですが筋トレにハマりすぎるのは注意です。
筋トレの練習に集中することはとてもいいことですが体を鍛えることが目的になってませんか?
短距離選手が筋トレをする目的は足を速くするためです。
筋トレをやりすぎて疲労が溜まり、ランメニューができないというのは避けなくてはいけません。
なので、陸上競技の短距離選手のメニューを作る時にはランメニューと筋トレのバランスを考えなくてはいけません。
最近練習の調子が上がらない?それオーバートレーニング症候群かも - ベークラの挑戦
さいごに
筋トレをした後のプロテインはうまい!
なんて言う人みたことありませんか?
実は私自身がそうなんです笑
筋トレを始めてくれたなら、プロテインは必須です!
筋トレは充実してるけど栄養は全く気にしてない、なんてもったいない!!
せっかくのトレーニング効果が半減してしまいます。
プロテインは不味いなんて昔の話。
今は美味しいプロテインもたくさんあります。
自分が好きなプロテインを見つけるもの筋トレの楽しみの一つだったりします。
今、私がハマっているのはバルクスポーツのISOPROのミックスフルーツ味です。
人によっては合う合わないがはっきりしている味だと思うので 、1kgで試してみるといいと思います。
私がおすすめするプロテインやサプリメントの詳細が下記の記事にありますので、ぜひご覧ください。
2018年買って良かったおすすめのサプリメント トップ10 - ベークラの挑戦
また、筋トレを安全に、効果的に行うには道具の準備は必要です。
具体的にはトレーニングギアです。
必ずなくてはいけないというものではありませんが、あった方が効果的で、筋トレのモチベーションが上がります!!
トレーニングギアの詳細は下記の記事で解説しています。